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インプラント 専門医のココがすごい

今の状態がすこしでもよくなるならと、一念発起インプラントにかけてみることにしよう。
大方の人が、こんな経緯でインプラント治療を受けたのではないだろうか。 結果は言わずもがな。
前より逆に悪くなったか(痛み、ぐらぐら、しびれ)、良くてプラスマイナスゼロといったところか。 つまり、この本を手に取られたということは、思うようでなかったか、あるいは先生はインプラント治療のいいことばかり言うけれど、本当のところはどうなんだろうと、これからのインプラント治療に不安を抱いているかのどちらかだろう。

果たして、入れ歯はダメなのか。 まず、入れ歯に対するイメージから考えてみる。
入れ歯に対する否定的なイメージは、大きく分けて2つにまとめることができる。 入れ歯は噛めない、年寄りくさいという2点ではなかろうか。
それでは実際、入れ歯は噛めないのか。 まずは、噛む力という観点から考えてみる。
ある実験ではしっかりと作った、入れ歯の噛む力はだいたい40sで天然歯(元々の自分の歯)の60%ほどだという。 それに対し、インプラントではおよそ最大で、72に昭程度で天然歯の120%であった。
単純に数値から見ると、確かにインプラントの方が、噛めているようだ。 しかし、ここで考えてもらいたいのが、その噛む力が適切なのか、ということである。
前にも述べたが、インプラントには歯根膜がない。 そして、歯根膜とは、噛む力を圧として知覚する膜のことで、限度を超えた力が加わると骨にダメージを与えないように、□が開く反射が起きるようになっている(意図せず硬いものを噛んだときに、瞬時に顎が下がる)。
つまり、この歯根膜がないということは、骨が折れようが、顎が割れようが、お構いなしにガンガン歯がぶち当たることを意味する。 骨にもダメージだが、噛む相手の歯だってたまったもんではない。
噛む相手の歯が天然歯の場合、自分の歯と同じように噛めるという言葉を信じて、そのまま使用しているとこの歯も割れるか揺れるかして、抜く羽目になるだろう。 インプラントは、逆に噛め過ぎてしまうがために、歯、骨にとって良くないのだ。

つまり、入れ歯の咬合力である、60%というのが、むしろ、周りの歯、骨に害のない適切な力といえる。 次に、入れ歯が痛くて噛めないということについて考えてみる。

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